プレイロール

憧れの人を演じ、理想の性格を手に入れる。


あなたには「あんな感じで人に接することができればいいのに」と真似したくなる人はいますか?


上司、先輩、これまでお世話になった人、映画、小説、漫画のキャラクターでも構いません。

そんな、憧れの人物の役割を演じることで、上手に怒れるようになることを目指すテクニックです。

実は性格は後天的に獲得することができます。多少は生まれつきの部分もあるのですが、あとから学習していくらでも変わることができます。


2004年にアメリカで公開されたハワードヒューズの半生を描いた「アビエイター」という映画では、ディカプリオが主人公を演じました。


ハワードヒューズは、極度の強迫神経症として知られていて、何度も手を洗うシーンが印象的でしたが、その後、ディカプリオ自らも本当に強迫神経症になってしまい、カウンセリングに通わなければならなくなったことが報じられています。


こういった、「その人を真似すること」で本人が、本当にそうなってしまう、ことってあるんです。


「実際に真似たい」と思う人を特定して、その人の真似を始めていきましょう。


真似をするにあたっては、その人自身をよく観察することです。


できる限り多く、その人の言動、振る舞いなどを集めることが上手に真似るためのコツになります。


たとえば、あなたが何か怒りを感じる場面があったとします。


その場面で、その人ならどうするでしょうか。


どのような発現をするでしょうか。


あるいはどのような行動をするでしょうか。
誰か特定の人を真似し、演じてみてください。


こうしたところから、あなた自身がゆっくりと変わることが実感できるでしょう。


私の場合は、


ベルバラのオスカル
革命家のチェ・ゲバラ
南アのマンデラ大統領


です。


オスカルは


「武官はどんな時でも感情で行動するな」と言っていました。なので、仕事では、感情で行動しないようにしようと思っています。


マンデラ大統領は、27年間、牢獄に入らされ、出てきたあと、


「許すことが最大の勝利である」


と、かっこ良いこと言ってました。


チェゲバラは、


「世界中の誰かが不正な目にあっているときにそれを感じることができる人になりなさい。」


と、言ってました。


どれも、正義感が強くて怒りを正当化する材料にもなりそうなんですが、みなさん、怒るべきときにしか怒っていない(ように見えるだけかもしれないですが笑)


少なくとも、大きな目標を達成するために、邁進しているので、我を失いそうな時は、自分の目標を、目線をあげて見つめ直すことをするようにしています。